2023年3月11日。東日本大震災が発生してから12年となる。
今年は「わたらせ川の環境保全・保護活動」の活動日と重なったため、発生時間の14:46に参加者の皆さんと一緒に東北地方の空に向かって黙祷を捧げました。
東日本大震災の発生以降、計画していた、子どもキャンプは当面の間、中止。
発災当初は地元桐生で古くからボランティア活動をしている団体が支援活動を行っているとの情報を得て、私たちは一緒に茨城県大洗町、南三陸町、仙台空港のある名取市などへ、支援物資の搬入・炊き出し・泥かき支援など現地に足を運んだ。
その後も地元の災害支援ボランティアセンターの運営に携わりながら、市内の高校生の泥かき支援バスでの事故・ケガ防止のためのリスクマネジメント。災害支援者のPTSD(心的外傷後ストレス障害)ケアの仕組み化。災害ボランティア参加希望者への心構えなどを学習する養成講座。原子力災害による福島より群馬県へ避難している方々に向けたリフレッシュイベントなど後方支援を続けた。
災害支援(災害ボランティア)を続ける一方で、災害に遭遇した時にどの様な対処・対策(防災・減災)が必要なのかを研究。
震災数年後、スタッフを連れ、被災地を巡り、現地の自然学校(RQ災害支援センター)の取り組み、国連防災会議のパブリックフォーラムなどに参加するなどして「被災経験のない私たちに出来ること、やるべきこと」を探究し
- 72時間サバイバル教育協会
- 防災士
などの資格などを取得したり
- 地域防災づくり「防災カフェ」:地域の防災士や防災に興味・関心のある方の勉強会・情報交換会
- 市立小学校「防災クラブ」:地元の小学校のクラブ活動の一環として防災教育プログラムを実施
- (公財)キリン福祉財団助成「防災サバイバルキャンプ」:リアルな防災体験を群馬大学 広域首都圏 防災研究センター・教授をはじめ 、桐生市災害支援ボランティアセンターなどの団体の皆様にご協力いただき実施
- 群馬県教育委員会主催「親子防災キャンプ」:企画・運営・指導
などの取り組みも進めて参りました。
今回はこれまでの活動のふりかえり・一つ(12年)の区切りとして
事務局で現地を訪れました。
宮城県南三陸町(志津川地区)元防災庁舎側にあるメモリアル館
少しづつ復興が進んでいることが実感できました。
その他にも
宮城県石巻市旧大川小学校跡(大川震災伝承館)、宮城県名取市・岩沼市(仙台空港周辺)、福島県富岡町を巡り、慰霊し
改めて「私たちに出来ること、やるべきこと」を再認識をした被災地巡りでした。