チャウス自然体験学校の特徴
群馬県桐生市を拠点に活動をしている民設民営(NPO型)の自然学校です。
独自のキャンプ施設を持たず、公立の青少年教育施設をはじめ、民間のキャンプ場でのキャンプ活動を始め、里山・河川での環境保全・保護活動、身近な都市公園などで自然体験活動を展開しています。
また、年間を通じて「子どもを対象」としたキャンプを中心に、「親子を対象」に親子キャンプや環境学習、「大人を対象」にエコツアーや、安全で楽しい自然体験活動の普及・啓発を目的とした「自然体験活動指導者 養成」を定期的に開催しています。
昨今では地域防災力の向上や小学校での「防災教育」や、「SDGs(持続可能な開発目標)」の普及・啓発に取り組んでいます。
私達の思い(ビジョン)
チャウス自然体験学校は、人々が「人とふれあい」「自然とふれあい」「社会とつながる」中で『豊かな心』が育まれるよう活動を展開して参ります。
『豊かな心』を育むこと=「人々が幸せになる」ことで、どんな困難な社会になっても乗り越えることのできる人財を育成し、地域や社会に還元していきます。
「チャウス」とは?
私たちの活動拠点である、群馬県桐生市の南西部にある小さな山の名前です。
「チャウス」と言う名の山は全国で200以上あり(日本で一番多い)、古くは川中島の合戦で武田軍が指揮を執った名と知られ、友軍の武将の城の砦などに名付けられ、現在に至っている様です。
※諸説ありますまた「チャウス」の語源はアイヌ語「チャシ(城砦)」で、自然と共に生きてきた先住民族の思いを私達も後生へ繋いでまいります。言葉の響きにも共感しました。
私たちの前身である青少年ボランティア団体は地域に密着した活動を展開してきました。
そこで培ってきた力やいつも初心に戻って取り組む事を忘れない為に…また、日本百名山にも名があるように全国のみなさんにも知って頂けるように「チャウス」と名付けました。
代表あいさつ
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キャンプや自然体験活動にこだわる理由
キャンプや自然体験活動は、豊かな感覚を養う(五感を育てる)コトができる場です。
生命が尊いものであるコト、自然には敵わないコトを学んだり、一人では達成出来ない事でも、多くの仲間と協力することで、なんとも言い表せない感動を味わう等、理屈を超えて、私達の中に『何かを残し』、大人になって大きな困難にぶつかった時には、地に足がついた発想が出てきます。
こういったことを体験・経験しておくことは、大人になる過程で私たちの大切な財産(生きていく力)になると考えています。
加藤 正幸代表(NPO法人 理事長)
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体験・経験から学ぶ『人の土台づくり』
キャンプや自然体験活動では、たくさんの人達と一緒に体験・経験することで、社会に出た時に、多くの人の意見を聞くだけでなく、自分の考えを伝えるコミュニケーション能力を養い、自ら判断・決断する力が育まれます。
うまくいかない時にはすぐには諦めず、時には声を掛けたり、一緒にやってみたりすることで、自ら立てた目標の達成まで頑張る姿勢を養い、我慢できること、感情をコントロールする力なども育めるように支援して行きます。
また、自らの「楽しい」「やってみたい」を引き出し、自分から進んでやってみる力(能動行動)を大切にし、遊びや体験の中で「やる気、意欲、粘り強さ、探求していく力」や、ゆとりのあるプログラム(詰め込まない)構成で「没頭する時間」を生み出すことで、創造力や集中力を育みます。
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「3つの間(時間・空間・仲間)」を敢えて創らなくてはいけない時代
自然体験活動の内容は私自身が、幼少期に楽しかった「ドキドキ感」「ワクワク感」や、ちょっぴりの「遊び心」、時には「イタズラ心」なども活動内に散りばめています。
非日常のキャンプ生活は不便な面もあり、子ども達にとっては親元を離れた故に、全部自分でやらなくてはいけない環境ではありますが、やり遂げた時の達成感は以外にも大きく、子どもたちの心にしっかり残り、日常の成長につながっていきます。
現代社会においては、ライフスタイルの変化に伴い、そういった学びの場、成長できる場が、身近には無い世の中になってきています。
特に「自然の中へ連れ出す(自然に触れる)」「子ども同士が群れて遊ぶ(子どもの社会をつくる)」「安全面も考慮した上で遊ぶ」などと自らが意識的にそういった環境を創りださなくてはなりません。
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私達は多くの人たちを支える応援者でありたい
私達がキャンプや自然体験活動を広げ続けていくのは、「安全で楽しいキャンプ・自然体験」を提供するだけでなく、未来を担う子ども達が「自ら考えて行動できる人」になってもらい、多くの社会問題や、地球規模の環境問題を解決していける一助になることを信じているからです。
私達は「学校」や「家庭」と共に「社会(教育)」の立場として子ども達の成長を見守りながら、未知の困難に遭遇した時には助け合って乗り越えていける「次世代型のリーダー(支援型リーダー)」を育成することで「持続可能な地域づくり」に貢献して参ります。
また、「新しい公共」マルチステークホルダーの一員として国連 SDGs(持続可能な開発目標)でも掲げられている『4.すべての人々へ質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進』していくことを念頭に活動して参ります。
スタッフ紹介
加藤 正幸(MASAYUKI KATOU)
理事長・ディレクター・安全管理責任者・情報管理責任者
1976年 群馬県桐生市出身
里山・川に囲まれた自然豊かな地域で育ち、幼少期は朝から日が暮れるまで自然遊びに明け暮れる。学生時代より地域で青少年ボランティア活動に熱中。ある日、自然体験の全国フォーラム(約25年前)に参加して、自然体験(キャンプ)で飯を食っている人たちに出会い衝撃をうけ、プロの自然体験活動指導者を目指す。
2000年4月~2003年3月まで(独)国立赤城青年の家(現・青少年交流の家)に勤務、自然体験活動の指導・運営マネージメントを学び、その後独立。チャウス自然体験学校設立し代表となる。2017年2月にNPO法人取得し理事長。3児の父。
《資格:日本キャンプ協会 キャンプディレクター1級、日本ネイチャーゲーム協会リーダー、国際救命法メディックファーストエイド インストラクター、日本ノルディックウォーキング協会 インストラクター、環境教育プロジェクト・ワイルド 指導者、環境教育プロジェクト・ラーニング・ツリー 指導者、環境教育プロジェクト・WET 指導者、72時間サバイバル教育教育 指導者、日本エコツーリズム協会 エコツアーガイド修了、防災士、リーブノートレイスLevel1インストラクターetc》
齋藤 健太(KENTA SAITOU)
理事・インストラクター
1987年 栃木県鹿沼市出身
専門学校(自然環境海洋生物専攻 卒業)在学中よりチャウス自然体験学校のキャンプ指導に参画。幼少期から自然豊かな地域で育ち、川遊びや魚釣りが得意で多くの子ども達に自然の素晴らしさや生き物の尊さを伝える。
《資格:PADIオープンウォーターダイバー、日本セーフティーカヌーイング協会 パドル1etc》
水江 亜美(AMI MIZUE)
理事・インストラクター
1994年 群馬県富岡市出身
地元の短期大学在学中、サークル活動を通じてチャウス自然体験学校に参画。キャンプリーダーとして多くの子ども達へ自然体験動を指導。現在、保育教諭としてこども園に勤務する傍ら、運営法人の運営・インストラクターとして活動中。
《資格:日本キャンプ協会 キャンプインストラクター、国際救命法メディックファーストエイド チャイルドケアプラス修了、幼稚園教諭、保育士etc》
石井 雄也(YUYA ISHII)
監事
1995年 埼玉県久喜市出身
《資格:日本キャンプ協会 キャンプインストラクター、国際救命法メディックファーストエイド チャイルドケアプラス、環境教育プロジェクト・ワイルド 指導者、環境教育プロジェクト・ラーニング・ツリー 指導者、保育士、リーブノートレイスLevel1インストラクターetc》
加藤 まり子(MARIKO KATOU)
事務局・ディレクター
1986年 群馬県沼田市出身
高校生在学中よりチャウス自然体験学校に参画。群馬県教育委員会主催の長期野外教育キャンプや不登校児支援キャンプなどを運営、指導を行う。現在、2人の子どもの子育てをする傍ら、子育て支援プログラムの企画・運営や、事務局として毎日、奮闘中!
《資格:日本キャンプ協会 キャンプディレクター1級、日本ネイチャーゲーム協会リーダー、国際救命法メディックファーストエイド チャイルドケアプラス、日本ノルディックウォーキング協会 インストラクター、環境教育プロジェクト・ワイルド 指導者、環境教育プロジェクト・ラーニング・ツリー 指導者、環境教育プロジェクト・WET 指導者、日本エコツーリズム協会 エコツアーガイド修了、防災士etc》
団体沿革
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2002(平成14年)
チャウス自然体験学校 設立
前身の地域青少年団体の有志が自然体験活動に特化したグループとして設立する。《12月14日》
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2004(平成16年)
本格的に活動スタート
代表の独立に伴い、民設民営(NPO型)の施設を持たない自然学校として、本格的に活動開始する。
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2006(平成18年)
主催イベント参加者が年間1,000名を超える
活動開始5年目。主催イベント、受託事業の累計参加者が年間2,000名を超える。
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2011(平成23年)
大学内に学生支援サークルの設置
活動開始10年目。東京福祉大学(群馬県伊勢崎市)内にチャウス自然体験学校を支援する学生サークルが設立。
また、3月11日に発災した 東日本大震災を機に被災地支援や地元の災害支援ボランティアセンター運営を担う。 -
2012(平成24年)
ESD(持続可能な開発のための教育)事業をスタート
環境省より「ESD持続可能な地域づくりを担う人材育成 事業」を受託し本格的にESD事業を開始する。
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2014(平成26年)
CSR(企業の社会貢献活動)事業をスタート
東京海上日動火災保険 株式会社によるCSR活動「Green Giftプロジェクト」を受託し『わたらせ川の環境保全・保護活動』を開始する。
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2015(平成27年)
持続可能な地域づくり(地域活性化)事業をスタート
前橋市の自治会・地元NPO法人と連携し、休耕田を活用した地域活性化事業「前橋里山体験プロジェクト」を開始する。
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2017(平成29年)
NPO法人化・認証
活動開始16年目。昨今の社会情勢に対応すべく、特定非営利法人(NPO法人)を認証・取得。
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2018(平成30年)
地域ESD活動推進拠点・認証
SDGs(持続可能な開発目標)推進の中核となる、ESD(持続可能な開発のための人材育成 教育)活動推進拠点に認証される。
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2020(令和2年)
永年の活動成果が認められ、各賞を受賞
群馬銀行環境財団賞(環境分野)、コープぐんま社会貢献活動団体(防災分野)etc
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2022(令和4年)
河川での永年の活動成果が認められ、受彰
群馬県・群馬県河川協会「令和4年度 優良河川愛護団体」
法人概要
- 法人名
- 特定非営利活動法人チャウス
- 代表者名
- 加藤 正幸
- 所在地
- 〒376-0013 群馬県桐生市広沢町七丁目7番地の5
- 目的
- 子どもから大人まで幅広い層を対象に、自然体験活動(野外教育、環境教育、冒険教育等)、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)のプログラムの企画・運営などに関する事業を行い、「人と人」「人と自然」「人と社会」をつなげ豊かな心を育み、持続可能な地域社会の創造・推進に寄与することを目的とする。
- 活動分野
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- 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
- 社会教育の推進を図る活動
- まちづくりの推進を図る活動
- 観光の振興を図る活動
- 農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動
- 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
- 環境の保全を図る活動
- 災害救援活動
- 地域安全活動
- 人権の擁護又は平和の増進を図る活動
- 子どもの健全育成を図る活動
- 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
- 事業
- 目的を達成するため、次種類の特定非営利活動に係る事業を行う。
- ①自然体験活動、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)に関する事業
- ②自然体験活動、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)に関する指導者養成事業
- ③自然体験活動、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)の調査・研究事業
- ④自然体験活動、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)の安全管理支援事業
- ⑤自然体験活動、ツーリズム、防災教育、持続可能な地域づくり(SDGs/ESD)に関する指導者・講師の派遣事業
- ⑥上記各号に付帯関連する一切の事業
- 法人認証日
- 2017年(平成29年)1月25日(群馬県)