エフピコ環境基金 助成事業「わたらせ川の環境保全・保護活動」
わたらせ川の環境保全・保護活動はこれまで、渡良瀬川流域をゴミ拾い(清掃ボランティア)をしながら、「サケの遡上を観察」「サケ・ヤマメの卵を各家庭に配布し、稚魚になるまで育て」「育てた稚魚を自らの手で放流」などを行って参りました。
今回はこれまで実施してきた活動の地域発展型プログラムで「ヤマメの卵の直まき放流」を行います。魚を増やす様々な方法(増殖方法)がある中で、魚の残存率が高いと言われる「直まき放流」。実際に川の中に入って、魚が産卵を行った産卵床を人工的に造って、ヤマメの卵を産卵床に直まき(卵を放流)します。「魚を増やす方法にはどの様な方法があるのか?」「魚の増やすためには私達はどんなことをするべきか?」「魚が増えたあとも私達にできることはなにか?」など体験を通じて考え、学習します。
プログラムのねらい
群馬県、栃木県の県境を流れる渡良瀬川は利根川水系の最大級の支流。古くは日本で最初の公害事件「足尾鉱毒事件」が起こり、下流域の農業被害をもたらしました。現在は、流域住民(約150万人)の水道水や農業用水として利用されているが、渡良瀬川に貴重なサケが遡上して来ていることはあまり知られていません。
普段、何気なく使っている飲料水は川の豊かな自然を守るコト(環境保全・保護活動)」で成り立っているコトを理解し、私達の日常生活(暮らし)で出来る環境保全・保護活動は何か?を学習します。
また、これまでの体験(サケやヤマメの卵~稚魚になるまで育てるなど)を元に渡良瀬川水系の自然環境保全・保護を体験を通じて学びます。
年間スケジュール
◆申込受付開始◆ 【年間会員の方】2024年10月30日~ 【非会員の方】2024年10月30日~
NO | 期日 | 申込状況 | プログラム名 |
---|---|---|---|
1 | 2024年11月23日(土) | ◎ | ヤマメの卵の直まき放流 |
2 | 2025年3月8日(土) | ◎ | ヤマメ稚魚の放流と環境学習 |
プログラムの質の向上を図るため、昨年度までに(サケ又はヤマメの飼育体験をされた)ご参加頂いた方のみを受付いたします。また、プログラムの質の向上を図るため、全日程(直まき放流、稚魚放流・環境学習)ご参加(お申し込み)頂ける方を優先して受付致します。(なお、参加費は2回分一括申込み※キャンセルの場合は返金は出来ません)。▲残席が出た場合のみ該当者以外の方の申込みを受付致します。予めご了承ください。
申込状況印説明:
◎=定員までまだ余裕があります。
△=定員までもう少しです(5~8名)
▲=定員まで残りわずかです(2~3名)。
×=定員に達しました。
-=受付を終了しました。
※なお、締切日を過ぎても定員に達しない場合には定員になるまで募集を受付ます。また、定員に達した場合、キャンセル待ちは受付ておりません。
概要※予定
- 期日:上記スケジュール
- 会場:梅田ふるさとセンター(群馬県桐生市梅田町5-7568-1)
- 参加対象者:小学校1年生~小学校6年生のお子さんとその保護者で、活動に興味・関心のある方
- 定員:10組20名 ※先着順 ▲直まき放流=川の中に入って卵を放流しますので、お子様1人に対して1人の保護者様の付き添い(一緒に体験)が必要となります。
- 締切:各開催日の1週前の金曜日又は定員になり次第締切
- 参加費:各回100円/1人(大人・子ども共通)《傷害保険料などとして》
- 主な活動:直まき放流、魚の稚魚放流、環境学習 他
日程 | 主なプログラム |
---|---|
日帰り | 集合・受付(13時) 開校式・オリエンテーション 直まき放流の説明など 渡良瀬川水系の環境学習 ふりかえり・閉校式・解散(16時00分)※予定 |
※天候やその他の事情により、予告なく日程を変更又は中止する場合がありますので、予めご了承ください。
集合・解散※予定
- 【場所】
- 桐生市 梅田ふるさとセンター(群馬県桐生市梅田町5-7568-1)
- 【時間】
- ・集合:13:00(受付時間:12:50~13:05)
- ・解散:16:00※予定
お申込完了後にお送りする、「最終のご案内」で最終的な時間・場所をご案内致します。
持ち物など※予定
現段階で必要と思われる持ち物をご案内します。
- 【活動で必要な物】
- □水筒(温かい飲み物)
□ハンドタオル - □着替えなど(万が一、水没してしまった場合の衣類の着替え)
- □リュック(荷物の移動時にあると便利です。河原を歩きますので、両手が空くように)
- □ビニール袋(濡れたモノや汚れたモノを持ち帰るのにあると便利です)
- 【服装】
- □川の中に入る服装(直まき放流の際には川の中に入って活動を行いますので、濡れても良い服装でお越しください。)
- 【直まき放流・稚魚放流の時に必要なモノ】
- □帽子(頭の保護のため、必ず着用して頂きます)
- □ゴム手袋(冷たい川の中に手を入れて作業を行いますので、袖の長いゴム手袋)
- □長靴(冷たい川の中に入って作業を行います)
- 第1回目【ヤマメの卵の持ち帰り時に必要なモノ】
- □保冷BOX(卵を容器に入れて受け渡します。卵は温度変化に弱いです。大きさは350ml缶が6本入る程度の大きさで十分です。保冷剤があればご持参ください)
- 第2回目【ヤマメの稚魚放流時に必要なモノ】
- □保冷BOX又はバケツ(稚魚を保冷BOX又はバケツに入れて放流場所までお持ちください。直接容器には入れずにゴミ袋などの袋をかぶせてから飼育していた水槽の水ごと入れると良い。また、必ず酸素の出る石などを入れてから、稚魚は移動してください。)
□酸素の出る石またはエアレーション
お申込完了後にお送りする、「最終のご案内」で最終的な持ち物をご案内致します
スタッフからのおすすめポイント
2014年から始まった渡良瀬川の環境保全・保護活動は今期で11期目を迎えます。これまで10年間で61回の活動を通じて、2,646名の方々が参加され、渡良瀬川の自然環境を守ろうと清掃活動を行い、約1,356kgのゴミを拾い集めました。また、このプログラムはこれまで実施してきた「サケ・ヤマメの稚魚飼育~放流」「ゴミ拾い」活動の地域発展型プログラムです。全国でも珍しい先進的な魚の増殖活動に取り組んでいる、両毛漁業協同組合 組合長の中島さんをはじめ、両毛漁協の皆さんにご指導頂き、実際に漁協さんが取り組んでいる『直まき放流』を体験して頂き、魚を増やす環境づくりについて考えます。また、直まき放流終了後はヤマメの卵を持ち帰っていただき、稚魚になるまで育てて、川に稚魚を放流します。
ディレクター
加藤 正幸
参加者の声
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- 小3男児の保護者
- 子どもばかりでなく、大人も夢中になって直まき放流を体験させてもらいました。実際に魚たちが産卵して、命を繋いでいることを考えると本当にすごいことだなと実感しました。この貴重な自然を守るために出来ることを子どもとこれからも取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。
- リーダー かとQ
- お父さんも楽しんでいただけた様で良かったです。私達大人も、知っているようで意外としならいことが多いですよね。そういった意味では子どもと一緒になって学ぶ(楽しむ)ことはとても大切ですね。また遊びにきてくださいね♬
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- 小4男児の保護者
- 何度も飼育していますが、毎回新しい発見があり、子どもだけでなく、親も楽しませていただいています。子どもも飼育日記などをつけるようになってからは、水槽のことを気にするようになり、学校から帰ってくるとその日の変化などをじっくり観察しています。
- リーダー きたまり
- 毎回、ご参加頂きましてありがとうございます。毎年、飼育しても新しい発見をされていてすごいですね!よく、観察されている成果ですね♪ 観察日記も年々レベルが上っていますね。毎年楽しみにさせていただいています!また、ご参加くださいね♪
-
- 小5男児
- 冷たい山の水の中で、魚たちが卵を産んでいるなんてびっくりしました。小さな砂利を集めるのが大変で、魚たちが卵を産める場所を作るのが大変でした。また参加したいです。楽しかったです!
- リーダー かとQ
- 川がどんどん、護岸されたり、大雨による洪水などで、魚が卵を産める場所を残して行くことも大切だね。かとQも学びました。魚たちがいつまでも棲める川を一緒に守っていきましょうね♪
-
- 小4女児
- 直まきをした卵と同じ、卵を家に持って帰って育てて、川の中でどんな風に大きくなって行くのかな?と考えていました。家で育てた稚魚を早く放流して兄弟一緒に泳いでほしいとおもいます。
- リーダー かとQ
- 実際に川の中で孵化したり、稚魚になって泳ぎ回るイメージが、家で飼育していると観察できるから良かったですね。水が汚れたりすると魚も死んでしまったと思いますが、実際の川でも同じ様なことが起こります。私達の生活で出た汚い水。できる限り川の魚たちに影響の無いようして水を使いたいですね。
プログラムの質の向上を図るため、昨年度までに(サケ又はヤマメの飼育体験をされた)ご参加頂いた方のみを受付いたします。また、プログラムの質の向上を図るため、全日程(直まき放流、稚魚放流・環境学習)ご参加(お申し込み)頂ける方を優先して受付致します。(なお、参加費は2回分一括申込み※キャンセルの場合は返金は出来ません)。▲残席が出た場合のみ該当者以外の方の申込みを受付致します。予めご了承ください。
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